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生花祭壇作り

生花祭壇作りの実際

生花祭壇作り葬儀に使われる祭壇は白木祭壇と生花祭壇に大別できます。近年は生花祭壇を用いる人が増えていますが、この祭壇作りにもプロの技が生きています。
生花祭壇作りでは、はじめに遺影を中心に台を設置します。2段、3段と祭壇を設置することもありますが、遺影は常に上段の中心に置きます。
次に生花をいける生花用吸水スポンジのフローラルフォームを台の上に配していきます。この段階で生花祭壇全体の幅・高さ・厚み、さらにデザインをイメージしていきます。フローラルフォームは花を挿す際の目安となりますので、必ず左右対称になるようにします。
これで土台が出来上がったことになります。生花祭壇の主役はもちろん花ですが、この主役を引き立てる脇役として重要な役割を担っているのが緑です。ヤシ科の常緑低木のロベなどがその代表的存在といえますが、作業としては土台ができた段階でこの脇役を配していきます。
ここから主役の登場となります。花を配して、デザインの中心になる模様を作っていきます。そのデザインを広げるように花の数を増やし、そして1本、1本丁寧に挿していきます。このとき花を一定の方向にそろえることがポイントになります。
左右対称となるラインの花は同じ本数になりますので、左のポイントに対して対称となる右のポイントになる花を挿していけばきれいなラインを作ることができます。こうしてラインが出来上がったら、椅子に座って参列者の目線で全体のバランスをチェックします。また、最終的には横から、斜めからとチェックし、曲線や高さなどについても確認していきます。

一人前になるには5年以上かかる

生花祭壇ではさまざまな模様が描かれますが、そのポイントになるのは曲線です。この曲線をきれいに出すために花の高さや向き、さらに色のバランスにも配慮しながら作っていきます。こうして祭壇全体に立体感を出していきますが、このあたりはプロの技の見せ所といえそうです。 花の向きなどについての知識、品質の判断、花を挿す技術、さらにはデザイン力や祭壇設営の技術など、一人前になるまでには5年以上もかかるといわれています。
生花祭壇の仕上げは飾りつけ。これで祭壇作りの作業は完了します。
生花祭壇に使われた花はその後どうなるのか、気にかかる方もいらっしゃると思いますが、一般には参列された方にお持ち帰りいただくケースが多いようです。そのまま廃棄するということはありません。
また、生花祭壇は高いと思われがちですが、最近では比較的低料金で提供する葬儀社も増えています。参列者からの供花を祭壇の中に組み込むことで喪家の負担を軽くするプランなどもあります。こうしたこともあって今後も生花祭壇を用いる葬儀が増えていきそうです。

ご遺族の思いを形にするのがプロの仕事

生花祭壇作り生花祭壇には特に決まりごとがなく、自由にデザインできる点が大きな魅力です。祭壇を構成する花も故人が好きだったものなどを自由にアレンジできます。実際には菊と洋花の組み合わせが最も多いようですが、これも決してそのようにしなくてはいけないということではありません。したがって、祭壇作りに当たるプロたちにも、常に新たな作品を生み出す創作意欲やエネルギーが求められます。
葬儀を施行するご遺族の思いはさまざまです。そのさまざまな思いを形にしていくのプロの仕事です。祭壇作りのプロたちも常にご遺族の意向を伺いながら、その要望を形にしています。出来上がった祭壇を見てご遺族や参列者に喜んでいただくことこそ、プロたちの喜びでもあるわけです。

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