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湯灌・納棺

湯灌の流れとプロの技

湯灌湯灌とは、納棺の前にご遺体を洗い清めることを言います。湯灌には生前の穢れや苦しみを洗い清めるという意味があり、生まれてきたときに産湯を浸かったのと同様に、来世意で新たに生まれ変わってほしい意味が込められていると言われます。もともとは宗教儀式として宗教者が行っていたのが時代とともに家族の役目となり、さらに医者、葬儀社へと引き継がれてきたされています。
湯灌ではご遺体を洗浄し、その後男性の場合には髭をそり、女性には死に化粧が施されます。昔ながらの湯灌では、逆さ水と言ってたらいに水を入れ、湯を入れながら洗浄します。最近ではシャワーによる湯灌が主流になっていますが、その多くはご遺族の方にご遺体の足元から胸元にかけて湯をかけてもらうなどの作法に従った儀式が行われています。ただ、病院などではアルコールで体を拭く拭き湯灌で済ませるケースも多くあります。
湯灌の儀(儀式)では、最初に末期の水を含ませ、洗髪・洗体を行い、身支度を整え、納棺というのが一連の流れになります。この儀式には家族も立ち会い、作業の一部に携わってもらいます。そうすることで故人との最後のひと時を過ごしてもらうわけです。映画「おくり人」では死者の肌を見せることなく鮮やかな手つきで着替えさせるシーンなどが話題になりましたが、湯灌の儀でもプロのスタッフたちが遺憾なくその技を発揮し、故人との最後のお別れのときを演出します。湯灌に要する時間はその内容によって異なりますが、シャワー式の場合には大体1時間から1時間半程度がめどとされています。

納棺の決まりごと

湯灌に続く納棺は本来、遺族の手で行うものでしたが、現在では葬儀社や納棺専門業者の主導で行われるケースが大半です。専門のスタッフにすべてを任せることも可能ですが、身支度などを遺族が手伝うこともできます。
納棺では仏式(浄土真宗以外)なら経帷子、神式なら白の小袖を着用します。上帯、手甲脚絆、六文銭を入れた頭陀袋などを身に付け、杖、網笠、草鞋などを棺に納めます。次に故人が愛用していた品を棺に納めます。ただし、ライターなどの爆発物や燃えにくいものは入れられません。また、燃えるものでも水分を多く含んでいるものなどは火葬の妨げになりますので、入れないようにします。副葬品を納めたら棺の蓋を閉め、納棺は完了となります。

プロとしての心配り

湯灌湯灌や納棺に当たる専門のスタッフには特に資格はありません。しかし、プロとしてこの仕事に携わる人々は、遺族の気持ちを十分思いやりながらこの儀式に望んでいます。そして、常にプロは遺体に対する尊敬の念を忘れません。悲しみの時を大事な思い出のひと時に演出する。それが湯灌・納棺の真のプロの技といえるでしょう。



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