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エンバーミング

エンバーミングとは

エンバーミングエンバーミングとは、故人を生前の元気だったころの状態に戻す科学的な技術です。欧米では遺体を消毒、保存処理し、さらに必要に応じて修復を図り、長期保存を可能にする技術として普及しています。  
その歴史は古代エジプトのミイラに始まり、アメリカの南北戦争で戦死者を郷里に長距離輸送するのを契機に急速に普及したと言われています。このため、アメリカでは古くから習慣として定着しています。エンバーミングは遺体衛生保全、死体防腐処理などと訳されていますが、土葬が基本の欧米では遺体から感染症が蔓延するのを防ぐ目的もあって実施されています。  
エンバーミングでは、長年の闘病生活でやつれてしまった方を元気なころの自然な素顔に戻したり、事故で負われた傷を修復したりできます。エンバーミングの技術は防腐・保存、消毒・殺菌、修復・化粧の3つの機能があり、この技能を修得したエンバーマーと呼ばれるプロが処置します。
エンバーミングのメリットは遺体を衛生的に保存することで遺族の感染を防ぎ、一定の期間保存できることから遺族や関係者がゆっくりと最後のお別れができる点にあります。

日本におけるエンバーマーの養成

エンバーミングは欧米で発達した技術ですが、日本では2003年よりエンバーミングを施すエンバーマーの育成が始まりました。遺体からの感染防御、日本におけるエンバーミングの適切な実施と普及を目的に設立された日本遺体衛生保全協会(IFSA)がその育成に乗り出したのがこの年でした。日本での教育はアメリカでの例に倣い、全日制で2年間のカリキュラムとなっています。
ここでは初年度の最初の半年間は座学で、後半の半年間は実習を通じて処置に必要な技術を身につけていきます。1年次の終了時点で審査に合格するとスーパーバイザーの指導の下で直接処置ができる資格(アソシエイトエンバーマー)をIFSAが認定し、2年間の全課程を終了して試験に合格するとエンバーマーとして認定される仕組みとなっています。
このエンバーマーの教育では理論や技術を学びますが、同時にコミュニケーションスキルやグリーフサポートとい対人関係の学習にも力を入れています。実はここにエンバーマーの重要な役割があるのです。

本当のプロの技とは

エンバーミングエンバーマーは単に技術を駆使して遺体を防腐処理したり、修復したりする存在ではありません。遺族の感情に配慮してグリーフ(悲しみ)ケアを行い、最良の別れの時を実現することに本当の役割があります。そのために遺族の話に耳を傾けるコミュニケーションやグリーフサポートのスキルが重要なのです。
プロのエンバーマーは決して遺体をモノとして扱いません。遺族の感情に配慮し、その真の声を聞き、望みをかなえることこそまさしくプロの技と言えます。エンバーマーは遺族から預かった故人を大切に扱うことを最も重要と考え、処置に当たっているのです。

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